グレインサックとは
大切な穀物を保管し運んできた希少ヴィンテージクロス
かつてヨーロッパの農家で使われていた『穀物袋』がグレインサックです。
100年以上前から家族の小麦やライ麦を守るため、農家の人々が自分たちで織り上げてきました。
丈夫な麻や綿を使い、一針一針に生活の知恵と祈りを込めて。
ラインやイニシャルの刺繍は、家ごとの“印”です。どの袋が誰のものかを見分けるために織り込まれたり、クロスステッチで施されました。
つまり、ひとつとして同じ柄は存在しません。
そして何十年も使い込まれるうちに、布は柔らかさと深みを増していきました。
時間だけが与えることのできる風合い。それは、新しい布では決して生まれないものです。
いま残っているグレインサックは、ほんのわずか。
すでにヨーロッパでも大変貴重な存在となっていて、その価値が高く評価されています。
近年になってアップサイクル素材としても注目を集め、元来のシンプルながらおしゃれなデザイン性を
後染め加工によって更に高めたクロスも生まれており、高い人気を誇っています。
